Q&Aコーナー

オリジナルグッズをつくる前に、皆様の疑問にお答えいたします。
アクリルキーホルダーなどのグッズをご注文になる前に、弊社ではどのような技術を用いてアクリルキーホルダーなどの製品を作っているのか、どのようなことが出来るのか等、皆様の疑問について簡単にまとめさせて頂きましたので、是非ご一読下さい。
 

1.どんな機械で作っているの?

  
弊社では、2つの専用の機械を使用してアクリル製グッズを製造しています。
 
1.レーザー加工機


レーザー加工機は、アクリル板からアクリルキーホルダーを、指定したカットラインで切り抜き加工を行う機械です。
強力なレーザー光でアクリル板を切り抜くことができますが、作動中にちょっとした振動を与えてしまうだけで調整が必要となってしまいますので、日頃のメンテナンスが欠かせない機械です。
 
2.UV-LEDインクジェットプリンタ

切り抜いたアクリル板にインクを吹き付け、直後に紫外線を当てることで硬化させて定着させる方式の、特殊な大型インクジェットプリンタです。
C(青)M(赤)Y(黄)K(黒)の4色に加え、家庭用インクジェットプリンタとは異なり白(ホワイト)と透明(グロス)というインクがあり、合計6色のインクを使います。
アクリル板に印刷しても絵柄が透けないよう、白インクによる「白打ち」と呼ばれる処理を行うことや、印刷面を保護するためのコーティングを可能としているのも、この2色の特別なインクのおかげです。

2.お店で売っているようなグッズとは何か違うの?

 
 弊社は、お客様の注文にあわせてデータを作成し、その都度カット・印刷を行っています。
そのため大量に生産を行い、さまざまなお店で販売されている市販のグッズは、工業用の大規模なレーザー加工機や、大面積に対応した印刷機を使っているため、高品質でばらつきも少ないのが特徴です。
 
弊社が導入したUV-LEDプリンタが印刷できる範囲(500mm×320mm)に合わせて導入したコンパクトなレーザー加工機の組み合わせでは、一度にたくさん生産を行うことには限界があります。
また、肉眼で判別が付く以上の微細なばらつきは、どうしても発生してしまいます。
 
その代わり、お客様から1個から注文をお受けして、1個だけお届けすることが可能となっており、またインクジェット方式だからこそ可能な、鮮やかな色彩表現も魅力のひとつです。
 
※弊社ではメーカーによる定期メンテナンスや日常のメンテナンスを通してプリンタの維持管理に努めておりますが、印刷時の気温や湿度などの条件によって微細な個体差が発生します。あらかじめご了承のほどお願いいたします。

3.インクがCMYKなのに何でRGBカラーでも印刷ができるの?

 
 弊社の導入したUV-LEDプリンタは、プリンタを制御するリッピングソフトウエアにて、イメージをプリンタで表現できる最大限の色領域で印刷する設定で印刷しています。
カラープロファイルをCMYKで作成し、印刷に適した形式であらかじめ作成したデータはもちろん、カラープロファイルがRGBのデータでも、お客様のイメージに近い色を表現することが可能となっております。
 
※PSD形式(RGBカラープロファイル指定の場合)とPNG形式では、RGBカラーでの印刷となるため、仕上がり時に色味が変わる可能性がございます。弊社ではお客様からお預かりした完成イメージと印刷物を目視で見比べを行い、極端な差異が生じないことを確認して出荷しておりますので、ご了承のほどお願いいたします。

 4.UV-LEDプリンタのインクは、他のインクジェットプリンタのインクとどう違うの?

 
 
UV-LEDプリンタは、もともと紙に印刷することを目的とした通常のインクジェットプリンタとは、そもそも異なった目的のために開発されたプリンタです。
 
まず、通常のインクジェットプリンタのインク構成を見てみましょう。


 
 通常のインクジェットプリンタでは、CMY(色料の三原色)+BK(黒)の4色の染料インクで構成されて、これらを白い紙に印刷します。しかし、メーカーによってユーザーの要望に応える形で様々な工夫を凝らし、インクの種類を増やしています。
 
 

例えばC社では、書類などのモノクロプリントをよりクッキリ印刷するために、耐水性のある顔料インク(黒のみ)をプラスした5色のインクで構成されています。
 
 

 一方E社では、中間色をより美しく印刷するために、中間色のインクを2色プラスした6色の染料インクで構成されています。
 
 
 UV-LEDプリンタのインク構成は、以下のようになっています。

 
CMY(色料の三原色)+BKという、通常のインクジェットプリンタと同じ構成ですが、ホワイトとグロス(透明)という2種類のインクがプラスされて、合計6色で構成されています。
 
ホワイトインクは紙以外の対象物に印刷する際、対象物に下地として印刷するためのインクです。透明なアクリル板をはじめ、木材や皮革などにカラーインクを乗せるためには欠かせない、縁の下の力持ちです。
 
グロス(透明)インクは、弊社アクリルキーホルダーの特徴となっている印刷面の保護だけでなく、マット仕上げ(ザラザラとした質感)や市松模様や複雑なパターンなど、多種多様な表面仕上げを行うことを可能とするインクです。
 
UV-LEDプリンタは、紙以外に印刷するためのインクジェットプリンタです。6色のインクは書類を印刷することやより繊細な色表現をするためではなく、紙以外で印刷するために追加された特別なインクです。
 
アクリルキーホルダーなどを作成するための原稿は、白い紙ではなく透明なアクリル板に印刷することをまず頭に入れて考えて作成して下さい。
 
例として、透明なペットボトルに入った飲料のラベルを剥がして裏を見てみれば、ペットボトルの中に入った飲み物の色が透けて見える場所と、そうではない場所があることが解ります。
 
透けて見えない場所には白いインクが印刷されていて、中に入った飲み物の色が透けないように、ラベルはデザインされています。
 

5.UV-LEDプリンタの印刷品質は?

 
 UV-LEDプリンタはあくまでインクジェット方式で印刷を行うため、白以外の淡い色と黒が隣り合った際に、下記の写真のように黒インクが淡い色に対して微細なにじみを発生させてしまうケースがございます。
 


 ※弊社アクリルスタンドの印刷状態を拡大して撮影した写真です。
 
こちらを回避する手順としては隣接する黒の色味をK90~95%ほどにする事により緩和可能です。
 
なお、弊社ではお客様からお預かりした原稿を「完成したデータ」として取り扱い、プリンタやリッピングソフト(印刷機へデータを送信するソフト)においてもメーカー推奨の同一設定で出力を行っております。
 
多くのお客様からのご注文を頂いている中、上記の理由から特定のご注文において細かな出力値の調整を行うことは技術的に難しい状態です。
そのため、まずテストプリントとして1個だけ発注して頂き、お手元に届いた製品を元に原稿を調整・再発注を頂ければ、よりご満足頂ける製品を作成することが出来ます。
 
なお、各種インクの組み合わせによる出力サンプルの資料を作成しましたので、詳細につきましてはカラー・テキストサンプルをご覧ください。